2023年10月20日金曜日

1990年代~ナリのコト(74)

 ナリと出会うちょと前のこと。

Mobbysの某スタッフの猛アタックを受けた。

まぁ、呑みに行くぶんにはえぇか、とか、呑み仲間が1人増えたかな、とか、ノンキにしてたけど、彼女はかなりマジやったらしく、何度か2人で呑んだ後に告白された。

「アタシじゃ、ダメ?」

「ん、ん~~~・・・、ごめん。付き合うとか、ムリかも・・・。ごめん」

「・・・そ。がんばったんやけどなぁ、ダメかぁ・・・」

「ん・・・ホンマ、ごめんな」

と深々と頭を下げた。

「なによ~、そんなんヤメてや~w ・・・わかったから、ね?」

と言うと

「ほな! おやすみ!!」

と、小走りに帰っていった。

なんとなく行きづらくて、10日ほど空けてMobbysに行くと、彼女は辞めていた。

その話、かなりソフトにナリに話したことがあったっけ? と。

2023年10月19日木曜日

1990年代~ナリのコト(73)

 何も考えられず、アタマに入ってこない1日を過ごした。

何なん?

なんで?

ぜんぜんわからへん。

呑みに行く気にもならず、直帰し早寝しよう。

そう思い帰宅すると、電話が鳴った。

「Kさん? ・・・」

「うん」

「・・・あのね、ごめん、本当にごめんなさい」

「・・・。・・・お、オレは、アカンのん?」

「・・・そうじゃない・・・でも・・・よくわかんない」

「・・・なにそれ?」

「ん・・・自分でも、何してるの? か、わかんないの・・・。ちょっと前に、Kさん、告白されて断ったって話・・・してくれたよね?」

「え? あ、うん」

話は、ほんの少しさかのぼる

2021年6月8日火曜日

1990年代~ナリのコト(72)

 「ごめん。帰るわ・・・」

そう言い残し、ナリの顔も見ずに部屋を後にした

ナリも何も言わなかった

外へ出ると、もぅ朝日がまぶしい

でも、オレの心は闇のまま

・・・

寝られへんなぁ、もぅ

そんなこと思いながら帰宅

シャワーを浴びて、ボーーーっと考える

何も思いつかない

さて、どーしたもんか

・・・

とりあえず、出勤せなアカンなぁ、と

2017年11月17日金曜日

1990年代~ナリのコト(71)

「・・・今日、あ、もう夕べ・・・だね・・・」

涙目のナリは、意を決すようにうなずきながら声を絞り出し始めた

「・・・ニシダさんと・・・会ってたの・・・」

え? 元カレと?? なんで?? と思うものの言葉にならない

「・・・ここで・・・」

そう言ったナリの目から涙がこぼれた

「・・・ここ・・・で?」

「・・・うん」

ここ、つまりこの部屋で、ということは?

「・・・そうなん・・・や・・・」

「・・・ごめんなさい・・・本当に・・・ごめんなさい」

もう涙は止まらないほどのナリ

どう答えて良いのか? わからないオレ

これだけ泣いて謝ってるのはオレへの罪悪感なのか

なんだか、変に? 想定内? か? わからないが、何の感情もわかない

何の言葉も出ないオレと、泣いているナリ

時間だけが流れてゆく

にほんブログ村 小説ブログへにほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説へブログランキング・にほんブログ村へ

2017年10月25日水曜日

1990年代~ナリのコト(70)

タバコをくゆらせながら塩小路通りを西へ

何があったのか?

考えてもわからないし、わかるはずもない

本町通りを南下してナリのマンションに到着

タバコを消し、携帯灰皿に押し込み階段を上がる

「ピンポーン♪」

呼び鈴を押す

中から物音がし、しばし待つとゆっくりドアが開いた

「・・・Kさん・・・」

無言でうなずくオレ

無言の彼女に導かれ部屋に入る

泣いてたのか、腫れぼったい顔のナリ

お互い座って、しばし無言

「・・・何かあった?」

やっとそう聞いたオレ

「・・・うん・・・ほんと、ごめんね・・・こんな時間に・・・」

「いや、うん、えぇよ・・・」

そう言って彼女を見ると、泣きそうな顔でオレを見上げるナリがいた

にほんブログ村 小説ブログへにほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説へブログランキング・にほんブログ村へ

2017年10月17日火曜日

1990年代~ナリのコト(69)

なんとなく落ち着かないものの、とりあえずベッドに入る

ウトウトしては目が覚め、またウトウトの繰り返し

そうこうしているうちに朝方4時

トイレに行ってちゃんと寝よう、そう思って起き出したとき

電話が鳴った

「もしもし?」

「・・・Kさん?・・・起きてたんだ?」

「あ、うん、なんとなくね」

「ごめんね・・・こんな時間に」

「いや、えぇよ。どないしたん?」

「・・・。うん・・・」

「・・・」

「・・・」

「・・・そっち、行こうか?・・・今から」

「・・・。・・・いいの?」

「あ、うん。なんか・・・話あるんやろ?」

「・・・うん。ごめんね・・・待ってる」

「わかった。ほな、ちょう待っててな」

「・・・ごめんなさい」

電話を切り、着替える

コンタクトも入れず、メガネで部屋を出た


にほんブログ村 小説ブログへにほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説へブログランキング・にほんブログ村へ

2015年10月26日月曜日

1990年代~ナリのコト(68)

「こんばんわ♪ また呑みに行ってるのw? 帰ったら、遅くてもいいから電話ください」

なんだか、嬉しくなってすぐにリダイアルするオレ

♪…♪…♪…

出ない?

遅くなったから寝てんのかな?

ガチャ…

「…もしもし…?」

寝てた声?

いや、ちょっと違う?

「あ、遅くにごめん。寝てた?」

「あ…、Kさん?」

「うん。今、帰ってきて、すぐかけてんけど」

「あ…、ごめんね…、別に用ってワケじゃなかったんだ…」

「あ、そーなん? でも、声きけてよかった。遅くホンマごめんな」

「…ううん。アタシこそごめんね…」

「あ、ぜんぜん。明日か、明後日でも、ちょっと話したいことるんやけど、空いてる?」

「…うん。…アタシも話したいこと、あるの」

「あ、そうなん? ほな、また。おやすみ」

「うん…。ごめんね…おやすみなさい」

電話は切れた。

なんか変や

もやもやする…

にほんブログ村 小説ブログへにほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説へブログランキング・にほんブログ村へ