2007年4月7日土曜日

1990年代~ナリのコト~(24)

「ふっふっふ~♪ でしょでしょ♪」

と、にっこり笑うトモ。つられて笑うオレとマサちゃん。恋愛は男が浮かれているうちに、女性はしっかり成長し、見る目を養っていると思った。好きな女性ができると、男はただただ突っ走る。女性はそんな男を見て、その走りっぷりを観察し、データとして蓄えているのかとおもう。

それから1時間ほど、マサちゃんと談笑しながら呑み、オレは「Mobby's」を出た。なんとなく、トモの言葉を反芻しつつ、高瀬川ぞいの西木屋町にある「天下一品」に入って、こってりラーメンを注文した。いつものように「Guy's Heart」に寄っていこうとも思ったが、ラーメンを食べてのんびり歩いて帰宅したい気分であった。

名物こってりラーメンを平らげると、額に汗が出た。もう夏も近い。木屋町通りを南下し、五条通りへと高瀬川ぞいを歩き、五条大橋をわたる。そこで思わず出たヒトコト。

「なぁ~にやってんだかなぁ」

何を悩む必要があるのだろう? オレはナリさんが好き、それでいいのではないのか? ニシダを引きづってはいても彼女はオレを求めている、いや求めたのだ。オレはそれに「やさしさと刺激」で応えればいいだけの話だ。

きっと、それでいいのだろう。それでウマくいくのだろう。そう思った。いや、思うしかなかった。

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