2011年10月8日土曜日

1990年代~ナリのコト~(53)

香りをまとって一夜をともにしたオレたち。

初めての体験といっていい感覚だった。

夜明け前に目が覚めたオレは、自宅マンションに帰ってシャワーを浴びようと思った。

彼女は

「…うん。…わかった」

まだ半分寝ている。

「じゃ、また会社で会おう」

「…ん~、…うん♪」

「まだ早いからゆっくり寝てや」

「…うん、…ありがと………、あ」

「ん?」

「…あのね、…Kさん、… …今日、お昼いっしょに食べよ♪」

「ん? ええよ♪ でも、どこで?」

「… … …ん~とぉ~、朝、電話するw」

「w 了解♪ じゃ、あとで、電話待ってるわ」

「…うん♪」

「じゃ、おやすみ♪」

「…あははw おやすみ♪」

笑顔とも寝顔ともつかない顔の彼女に別れをつげ、夜明け直前の道を歩いて5分ほどの道を帰宅した。

満ち足りた朝帰りだ。
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