そう言ってナリは笑う。
「そうなんや♪ そら楽しみやなぁ」
850円のランチバイキングは、思った以上に豊富なラインナップで、昼飯ガッツリ派のオレにとっても「♪」であった。
ナリと並んで皿を手に、料理の並んだテーブルを徘徊する。
「あ♪ これ美味しそ~♪ これもいいな♪」と楽しそうなナリは、いろいろな料理を少しづつ皿に盛っていく。
オレは、一品一品、ナリの倍の量を盛っていくので、すぐに皿がいっぱいになり、ナリに大笑いされる。
パスタ、ピザ、チキンや生ハム、サラダなどを皿に盛ってオレたちは席についた。
「わ! 美味しぃね、これ!」
と言うナリの笑顔がまぶしい。
「ん? どうかした? 美味しくなぃ??」
オレの顔を覗き込んで言うナリに、「え? いや、美味ぃよ♪ ていうか、ナリさん美味しそうにたべるなぁって思てただけ」
「やだ! そう??」
「うんw でも、ぜんぜんえぇよ♪ なんかこっちも楽しくなるしw」
「そう? なんか恥ずかしいなw」
実際、料理は美味かった。
そして、追加の料理を取りに行って戻ってきたオレに、ナリは言った。
「温泉、考えてくれた?」と。
考えないワケがない。近場で一泊できてロケーションの良いところと、考えすぎて逆にぜんぜん決まらない状態であった。
「うん。天橋立あたりってどうやろ?」と、なんとなく決めつつあった場所を口にしてみた。


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