2017年10月25日水曜日

1990年代~ナリのコト(70)

タバコをくゆらせながら塩小路通りを西へ

何があったのか?

考えてもわからないし、わかるはずもない

本町通りを南下してナリのマンションに到着

タバコを消し、携帯灰皿に押し込み階段を上がる

「ピンポーン♪」

呼び鈴を押す

中から物音がし、しばし待つとゆっくりドアが開いた

「・・・Kさん・・・」

無言でうなずくオレ

無言の彼女に導かれ部屋に入る

泣いてたのか、腫れぼったい顔のナリ

お互い座って、しばし無言

「・・・何かあった?」

やっとそう聞いたオレ

「・・・うん・・・ほんと、ごめんね・・・こんな時間に・・・」

「いや、うん、えぇよ・・・」

そう言って彼女を見ると、泣きそうな顔でオレを見上げるナリがいた

にほんブログ村 小説ブログへにほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説へブログランキング・にほんブログ村へ

0 件のコメント: