「ありがとう」
「うん」
「どうする? 寄ってく?」
「いや、今夜は帰るわ。ただでさえ月曜日は起きれへんし」
「あはは♪」
「でも、ナリさん、よかったら明日の夜、ウチに来ない?」
「え? いいケド」
「カレー作ろうて思てんねん」
「ほんと? わ、楽しみ♪」
「オッケー! じゃ、明日は気合入れて作るから、そうやな、7時ごろに来てよ」
「わかった!」
うれしそうな表情を見て、思わず彼女を引き寄せて抱きしめそうになった。でも、オレ的にはまだそれができない何かがあった。
「今夜は本当にありがとう。明日楽しみにしてるね」
「おぉ! まかされて~! オレの方こそおおきに、楽しかった。おやすみ」
「おやすみ」
振り向きながら何度も手を振って、彼女と別れた。明日はハードルを越えよう。そう考えていた。


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